向後構造設計事務所 company works recruit contact site site

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 代表取締役 向後 勝弘

 弊社は昭和58年4月構造設計専門の設計事務所として千葉市中央区に開設されました。そして昭和63年5月法人成りし、現在に至っております。設立以建物の安全性と財産の保全という重要な役割を担って業務を行ってきました。こうした重要な仕事であるにもかかわらず、設立当時は構造設計という業務の社会的認知度は低く、いわゆる意匠設計事務所の陰に隠れ、縁の下の力持ちというような立場でした。しかし、平成7年1月に発生した阪神淡路大震災によって、建物の耐震性ということが注目され、既存建物に対する耐震診断や耐震補強という業務が増えてきました。さらに平成17年11月に耐震偽装という残念な事件が発覚し、それまで建築士のモラルによって成り立っていた建築設計業務が、建築基準法で厳しく規定されるようになり、特に構造設計においては構造設計一級建築士制度の新設と、確認申請時に構造計算適合性判定審査が義務づけられるようになりました。これによって、構造設計の業務量が増加し、責任も重くなりました。しかし一方では、建築設計における構造設計という業務が認知されるようになり、構造設計の重要性が社会に認識されるようになりました。これを機に、以前に増して社会の要請に応えるべく、誠実に業務を遂行し、信頼される設計事務所を目指すと共に、建物の安全性と安心のできる街づくりを通して社会に貢献して行きたいと考えております。

 ところで、設計行為は何も無いところから有形なものを造りだすという、非常に人間的な仕事だと思っており、この仕事に就けたことを私は幸せに感じております。もちろん良いものを造り出すためには、より多くの知識を得る必要があり、常に勉強することが求められます。社内においては、お互い切磋琢磨し、議論し、持っている能力を高めることによって、設計を楽しめるような環境で仕事をして行きたいと考えております。そして、この仕事に誇りを持ち、やり甲斐を感じてほしいと思っております。このような会社とすることで、クライアントの要望と信頼に応えられる仕事を行って行きたいと考えております。